偽りの世界


「ねえ」

「何??」

麻奈に話しかけられる。

昨日から

私の鞄はおろか

シュ-ズさえも

なくなっている。

机には

『死ね』

の文字の嵐。

そんな中

突然麻奈に話しかけられる。

周りの女子や男子は

こちらを見つめている。

「ちょっと来て」

また呼び出し。

みんなは引き止める訳でもなく

ただ見ているだけ

世界のみんなは

―――ただの傍観者