さすがにスープくらいはあった方がいいだろうとポトフの材料もカゴに入れていく。
野菜が思ったよりも沢山入ったカゴはずっしりと重たくなってきた。
そのままお肉売り場へ行き、ひき肉を見ているとすっと腕が軽くなる。
「ありがとうございます。」
先輩がカゴを持ってくれたようだった。
「ん。」
何でもないような顔をして、一緒にお肉を選ぶ。
お肉をかごに入れようとした時に見えたプリンが2つ。
「先輩ってプリン好きなんですか?」
「え?あぁ、まあ。」
「へぇ。」
そこからは特に何も突っ込まずにいたけれど、甘いもの意外と好きなんだな。
お会計はやっぱり先輩が払ってくれて2人で家に帰る。
髪の毛を軽くまとめた後、料理を始める。

