恋愛なんてしない


「大丈夫だよ、なんもしてない。酔っぱらって如月寝ちゃって。家知らないから連れてきた。ソファで寝ようとしたらいかないでって言われてそのまま一緒に寝てただけ。」


え、それって私相当やばいことしたんじゃ...。

「すみません、また迷惑かけてしまって。」

「別にいーよ。その辺で寝られるよりマシ。」

「ありがとうございます、え、てことは私お会計もしてない!?払います!!」


慌ててベッドから出て財布を出そうとすると

ズキッ――


頭が割れるように痛い

「うぅ...。」

「そんな急に動いたらダメだよ。絶対二日酔いでしょ。支払いも気にしなくていいし。」

「そんなわけにはいかないです!払わせてください。」

「いらない。女の子からお金渡されたり出されたりするの好きじゃないし。」

「いやいやいや、それは彼女とか気になる異性とかに言う事であって一後輩に言う事ではないですよ。」

「まぁまぁ、いいから。ね。」