SIDE:翔貴
女の部屋にベットが届いてしばらくすると黒木がやってきて部屋に入っていった
部屋では黒木と女がなにやら話している様子
「このベットは誰の?」
そう聞こえたところで部屋に入り、ベットがお前のものだというと女は礼を言ってきたからなぜ、ベットを買わなかったのかを聞くと返ってきた答えが自分には必要ないと一言だけ
女の態度にイラっとして言い返すが黒木に止められた
その後、黒木が女に寝るように言うが、女はもう自分は大丈夫だと言ってきかなかったから余計にイラつき部屋を出た
「彼女の様子はどうだった?」
「目は覚ましたが、まだ熱がある。」
「そっか・・・・」
「なにかあったか?」
「彼女が倒れてからずっと気になってることがある。」
「なんだ?」
「彼女が倒れて、先生が言ってたんだ彼女に薬が効けばな・・・って。」
「それがどうかしたか?」
「先生は彼女に会うのは初めてだったはずなのに、彼女に薬が効きにくいことを知っているような素振りだった。先生は彼女と何か接点があったんじゃないかって俺は思うんだ。」
確かに綾人の言うとおりだ
「それと、もう1つ。先週まではかなり動きがあったルシファーにも彼女が倒れた日から全く動きがない。」
「それで、お前はどう思ってるんだ?」
「俺にもまだわからない。ただ、彼女の裏には何かある。」
あの女には何かあると俺も思っていたが、綾人も同じことを考えていたとはな
