血塗られた悪魔に愛を・・・・・

SIDE:翔貴

「おい、起きろ!朝だぞ!」

綾人の声で目が覚める

「もうすぐ先生が来る。」

「あぁ、それで女の様子は?」

「お前が看病するよう言われてんだから、自分で見に行け。」

チッ

綾人に言われ寝室に入ると途中で抜かれた点滴しかなかった

寝室を出て女の部屋に向かう

後ろからどこに行くのかと綾人の声がする

女の部屋に入ると女は部屋の隅で体を丸めて座っていた

女に近づくが起きる気配はない

まだ熱が高いのか呼吸も荒い

夜中に起きてここに来たのだろうが、この俺が一切気づかなかった

とりあえず、俺の寝室に寝かせる

「女のベットを今日中に用意しろ。」

「了解」