銀次からの話を聞く限り、普通の極道の娘ではないことはわかるがそれ以外のことがわからない

「綾人、その後進展は?」

「ない。不自然すぎるくらい。一応、小学校と中学校の名簿には名前だけあるけど、通っていた形跡は一切ない。同級生たちにも聞いたけど名前すら出てこなかった。翔貴のほうは?」

「報告はない。」

「珍しいね、あいつがこんなに時間かかるのも。」

綾人のいうあいつとは、俺と綾人の同級生である情報屋

1週間前、殺し屋Luciferの件と一緒に女のことも調べるよう依頼をしていたが今まで一切連絡はない

普段なら2,3日で報告が来るが1週間が経っても連絡はない

Luciferのことといい、女のことといい最近の俺の周りはかなり騒がしい

そんなことを考えていると突然、とある男が部屋に入ってきた

「よっ!久しぶりだな!」

「おっお前どうやって入ってきたんだよ!」

男の登場に綾人が驚いている

「お前らを驚かそうと思って、建物のセキュリティーをちょーっとハッキングして入ったんだよ。」

こんなの楽勝とか言いながら俺たちの前に座るのは情報屋のHermes(ヘルメス)本名は月影(ツキカゲ) (ケイ)

情報屋の中でもこいつは組織に潜入して情報を得るタイプ

「翔貴、これ依頼のやつなんだけどさ、全部は調べきれてないから今わかっていることだけ先に報告しとく、僕しばらくアメリカ行ってくるから。」

「なんでアメリカ?」

「例の殺し屋ルシファーは殺し屋組織Nocturne(ノクターン)に所属してたみたいなんだよね。ただ、噂話程度で確証もないから組織に潜入しようと思ってね」