リビングに戻り、若にも碧衣ちゃんの容態を伝えても若の反応は無反応

自分の婚約者が心配じゃないのか?と思いつつ声をかける

「熱が下がるまでは、毎日様子を見に来るが、誰が看病するんだ?」

「あー下のやつに頼もうと思います。」

「おいおい、婚約者だろう彼女は。お前らの下の奴らなんかに面倒見させて良いのか?」

若の側近に問いかける

「俺達も忙しいんだよ。女の看病なんかしてる暇はねぇ。終わったならさっさと帰れヤブ医者。」

このガキ俺に向かってなんて口聞いてんだ

ムカついた俺は携帯を取り出しある人に電話する

「久しぶりね鷹也。」

「お久しぶりです。姐さん。」

そう、俺が電話したのは西宮組の姐である西宮 夕貴さんに連絡をとった

「実はですね、今、お宅の若さんの家にいるんですがね・・・」

姐である夕貴さんは西宮の裏ボスと全組員が恐れている人物

「バカ息子に変わってくれる?」

「若、姐さんから話があるそうだ。」

若は俺の携帯を渋々、受け取った

数分後・・・・

「あぁ、あぁ・・・・分かったっていってんだろ!」

かなり言われてるみたいだざまあみろ

薄ら笑みを浮かべている横で側近がやってくる

「先生、考えましたね。」

「だろ」

「今度から俺も使わせてもらいます。フフッ」

俺達2人が笑い合っていたところに俺の携帯が飛んでくる

「あぶなっ・・・いきなり投げてくんじゃねーよ若っっ。」

「余計なことしやがって・・・」

「それで姐さんからはなんて?」

側近が若に聞くと、若は俺を睨めつけながらつぶやく

「・・・・しろってよ・・・」

「聞こえないなぁー」

「俺が女を看病しろってよ!!」

煽られたのが気に障ったのかそれだけ言って若は自室に戻っていった

まぁ結果オーライだな

それから俺は、側近に今後のことを伝え若の家を出た