SIDE:碧衣

拷問部屋でご主人様をまっていると扉が開く

入ってきたのはご主人様ではなく、力也だった

「親父に頼まれたんだ。お前を躾るようにってな。」

私の体を舐め回すように見てくる力也に鳥肌が立つ

力也はニヤニヤと不敵な笑みを浮かべながら近づいてくる

私は目線を逸らさないようにしながら後ずさる

気づいたときにはもう遅い

私は一番奥の壁まで追い詰められ逃げ場がなくなっていた

「逃げんなよっっ!」

力也の拳が私の顔を目掛けて飛んでくる

バキッッ、、ドスッッ、、

顔、腹、背中と全身を殴ったり蹴ってくるのをただ耐える

抵抗してもさらに酷くなっていくだけ

早く終わって解放してほしいと思っていると、力也の手が止まる

「お前、泣き喚かないし、つまんねぇ。もっと面白いことしてやるよ。」

力也は持っていたタバコに火をつけ、私の服を捲り上げる

ジューーーーー

「あ゙ぁ゙ーーーーー」

部屋中に私の声が響き、身体が焼ける匂いが充満する

それを、ケラケラと笑う男は満足したのか火の消えたタバコを放り投げ部屋から出ていった