初めて会ってから1年が経とうとしてた頃ある事件が起こった

俺は、彼女に殺された日から常に変装をすることになった

裏社会にはZeusが死んだことが広まっていった

俺は、BARを開き、そこで無名の情報屋として活動するようになった

BARには俺の部屋があり、碧衣は週に1回程度来ては俺に技術を教わり

半年が経つ頃にはハッカーでもかなり有名になっておりOdinと名乗るようになり俺のもとに来ることも減っていった

とある日の深夜、BARの営業を閉店作業をしていたところに扉が開く

「すみません。今日はもう終了です。」

「久しぶり、Zeus。」

3ヶ月ぶりに来た碧衣は以前よりも痩せていて、顔などに痣ができていた

ここに来るようになった頃もよく痣を作ってきては、転んだとか、仕事でやらかしたなど俺に言い訳をしていたが、今回はいつもに比べるとひどいと思った

「どうしたんだ。その痣。」

「へへっ、ちょっとやらかしちゃった・・・」

痛々しい痣を見て俺は部屋から救急箱を持ってくる

「何があったんだ？」

「ご主人様にバレちゃった。Zeusが生きてること。」

「えっっ・・・・」

「大丈夫、Zeusが殺されることはないから。」

「・・・なんで？」

「だって、Zeusは私の協力者でもあり、師匠だもん。なんとかご主人を説得して殺すことはしないってことで決着がついたから。」

俺は碧衣が他になにか隠してると思った

「他になにか隠してないか？」

「やっぱり、Zeusは鋭いね。でも、Zeusには言えない。それとしばらくの間ここには来れない・・・」

「碧衣・・・・」

「もう、隠れなくていいから。Zeusとして復活しても問題ないから・・・・・ありがとうね手当してくれて。」

そう言い残し、碧衣はBARを去った

碧衣がBARを去ったあと、俺は自室の部屋で碧衣のことを調べ始めた

後に俺は、知ってはいけないこと知ってしまったのだった