愛しい君へ


そして、妊娠37週。
何とかわたしの身体は、ここまで頑張ってくれた。

張り止めの点滴が外れ、先生からの診察で退院許可が出れば帰れるという、大事な診察のとき。

内診をして、先生は言った。

「あ、もう5センチ開いてるね。今日中には、産まれるかな。」
「えっ?!今日中ですか?!」

わたしはお腹が張るのが当たり前になっていたが、先生はわたしのお腹を触ると「張ってるね。」と言い、それから「ちょっとグリグリしとくか。ちょっと痛いけど、我慢してね。」と言うと、わたしの子宮口をグリグリした。

それがあまりにも痛くて、わたしは表情を歪めながら我慢した。

すると、お腹が痛くなり始め、わたしは退院どころか陣痛室に移動になってしまったのだ。

看護士さんに手伝ってもらいながら、出産用の前開きになるワンピースのような服に着替え、お腹には陣痛がきたのが分かる機械が取り付けられた。

わたしはというと、急いで匡にLINEで報告した。

( 退院できるか診察してもらったら、今日中に産まれるって!}

わたしがそうLINEを送ってすぐに既読がつき、匡から返信がきた。

{ マジか!すぐ向かう!)

いやいよかぁ、、、
わたしはまだ実感が湧かなかったが、定期的に痛くなるお腹の痛みに耐えながら、匡が来てくれるのを待った。