「それに、このLINEも離婚原因の一つの証拠になるし。あとは、うちの敏腕弁護士にお願いすれば何の問題もない!」
「え、、、うちの敏腕弁護士って、もしかして、、、。」
実は、匡のお父さん、五藤のおじさんは弁護士なのだ。
しかも、離婚に強い敏腕弁護士らしい。
「ひよりは、何の心配もいらない。離婚の方は俺らに任せて、自分の身体と赤ちゃんのことだけ大事にしてな?」
「匡、、、ありがとう。」
「何かあったら、俺が守るって言っただろ?なっ?」
匡はそう言うと、わたしに微笑みかけてくれた。
わたしは匡の笑顔を見ると、涙が溢れてきた。
わたしの涙を見て、「何泣いてんだよ〜。」とわたしの頭を撫でる匡。
「わたし、泣き虫になったみたい、、、。」
「それだけ、一人で我慢してきたんだな。偉い偉い!」
「もう、、、妹扱いしないで。」
わたしが泣きながら怒って見せると、匡は少し真剣な表情になり、「俺は、ひよりを妹として見たことはないよ?」と優しい口調で言った。
「えっ、、、?」
「ひよりは今まで、俺を兄ちゃんとして見てたから、俺は兄貴面したフリをしてただけだ。でもずっと、、、俺は、ひよりが振り向いてくれるのを待ってたんだよ。」
「匡、、、。」
「だから、いつもひよりを車に乗せるときは、清水◯太の"花束のかわり◯メロディーを"を掛けてたんだ。」
「えっ?あれ、アピールだったの?」
「そう、振り向いて欲しいアピール!」
「分かりづらいよ!」
そう言い合いながら、わたしたちは笑い合った。
いつぶりだろう、こんなに笑ったのは。
わたしは匡と笑い合いながら、笑えることの幸せを噛み締めていた。



