愛しい君へ


LINEを開くと、玲司さんの激怒した言葉がズラーッと並べられていた。

{ 今どこにいるんだ?)
{ 今帰って来れば許してやる。)
{ 電話にも出ないなんて、俺をナメてるのか?)
{ 近い内に病院に連れて行くから帰って来い。)
{ 知り合いの医師が今ならまだ堕ろせるって言ってるから。)
{ 流産したことにして、今度は後継ぎを作らないと。)
{ 男が産めなかったら、俺の妻として失格だぞ!)

そんな言葉ばかりをぶつけられ、わたしは玲司さんが怖くなった。

もう会いたくない、、、

一緒にLINEを見ていた匡は、わたしの表情を見ると、「ひよりは、どうしたい?」と訊いてきた。

わたしは、もう心に決めていた。
もう玲司さんとは一緒に居られない。

「わたし、離婚する。もう玲司さんのところには、戻りたくない。」

わたしがそう言うと、匡は「わかった。」と言い、それから毛布から出て立ち上がると、「ひよりがそう言うなら、俺に任せてくれ。」と言った。

「えっ?」
「実は、こないだ偶然、ひよりの旦那が別の女と一緒に歩いてるところを目撃してさ。興信所に依頼してみたんだ。そしたら、不倫してた。」

わたしはそれを聞いて、それほど驚かなかった。

わたしの身体が変化し始めてから、夜の営みの回数が減り、わたしに「女らしくいろ」と言うようになっていたからだ。

わたしの中では、やっぱりな、、、という感じだった。