愛しい君へ


点滴が終わると、わたしはタクシーを呼び、タクシーで自宅に帰宅した。

点滴のおかげで少しふらつきが軽くなった気がする。
今日運ばれた病院は通っている病院とは違う為、しばらくは今通ってる産婦人科に点滴に通った方が良いと言われてしまった。

わたしはソファーに倒れ込むと、お腹を撫でた。

「ごめんね、、、情けないママで、、、。」

そう言うと、また涙が溢れてくる。

わたしはいつから、こんなに弱くなってしまったんだろう。

思うように動かない身体、仕事に集中したいのに、それを邪魔する眠気。
赤ちゃんの為に栄養を摂らなきゃ、と思っているのに、身体は食べ物を受け付けてくれない。

ちゃんとこの子は、わたしのお腹で育ってくれているだろうか。

不安でいっぱいなのに、共有してくれる人はいない。

匡に会いたい、、、
匡、、、助けて、、、。



次の日、わたしがフラフラになりながら仕事へ行く準備をしていると、玲司さんが突然「今日から、ひよりは出勤しなくて良いよ。」と言い出した。

「えっ?」
「そんな身体で仕事なんて無理だろ。退職届を出しておいたから、今日からひよりは専業主婦だ。」

わたしは言葉を失った。

退職届を出した?勝手に?
今まであの会社で頑張ってきた事が全て崩された気持ちになった。