男性のお医者さんかぁ。
わたしは少し恥ずかしいなぁ、と思いながら診察室へと入った。
「藤崎ひよりさんですね。」
「はい。」
「生理が1週間以上きてなくて、吐き気や目眩があると。」
「はい。」
「じゃあ、エコーで見てみますので、そちらのカーテンから中に入って、下着を脱いで診察台に座ってお待ち下さい。」
わたしは言われた通り、診察内にあったカーテンの中に入ると、下着を脱ぎ、分娩台のような診察台に座り、ドキドキしながら待った。
すると、「支度出来ましたか?」と看護士さんの声が聞こえた。
わたしが「はい。」と返事をすると、看護士さんがやってきて、わたしの足に大判のタオルをかけてくれると、目の前のカーテンを閉め、「じゃあ、椅子が動きますからね。」と言った。
看護士さんがそう言ったあと、椅子が上がり出し、背もたれが下がると共に足が開かれた。
「先生、お願いします。」
カーテンの向こう側から看護士さんの声が聞こえる。
すると、微かに透けて見えるカーテンの向こうから先生が手袋をしながら入って来るのが見えた。
先生は、わたしの開かれた足の目の前に座る。
先生とはいえ、相手は初めて会う男性。
その先生の前で足を開いていることが恥ずかしくてたまらなかった。
「じゃあ、エコーを入れてお腹の様子を見るので、力を抜いてくださいね。」
わたしは静かに深呼吸をすると、出来るだけ力を抜くように努めた。
すると、スルリとわたしの中にエコーが入ってくるのを感じた。



