すると、匡が近付いてきた。
わたしは「今日は来てくれてありがとね。」と匡に向かって言った。
匡は「大丈夫か?」と心配そうに訊く。
わたしは「何とかね。」と言い、微笑んで見せた。
「お前はすぐ笑って誤魔化すよなぁ。分かりやすい。」
「匡にはお見通しかぁ。」
「あまり無理するなよ?」
匡の言葉にわたしは「、、、うん。」と頷いた。
わたしたちの会話がよく理解出来ず、顔を見合わせる五藤のおじさんとおばさん。
「じゃあ、わたしそろそろ行くね。今日はありがとう!」
わたしは五藤のおじさんとおばさんにお礼を言うと、最後に匡と目を合わせ、「じゃあね。」と言い、急いで玲司さんが待つ車へと向かったのだった。
そしてその日の夜、わたしはいつも以上に激しく玲司さんに抱かれた。
「ひより、君は僕の妻なんだからね。僕だけを見ていればいいんだよ。分かったかい?」
玲司さんは、わたしの耳元でそう囁きながら、激しくわたしの中を突いてくる。
まるで、嫉妬をわたしにぶつけているようだった。
「ひより、返事は?」
「、、っ、、、は、はい、、ぁ、、、。」
玲司さんはわたしを寝かせてくれず、太陽が顔を出し始めるまで抱いて離してくれなかった。



