そのあと、わたしは玲司さんに色んな体位で抱かれた。
まるで自分がオモチャになったような、奴隷になったような気持ちになり、自然と涙が溢れた。
玲司さんは自分が満足すると、すぐに寝てしまった。
わたしはガウンを着直し、玲司さんに背を向け、泣きながら夜を過ごしたのだった。
その次の日から、わたしは玲司さんと一緒に神崎さんが運転する車で出社するようになった。
そして、早速朝礼でわたしが社長夫人になったことを社員全員の前で紹介されたのだ。
当然みんなは驚きを隠せずにざわついていたが、わたしはみんなの顔を見ることが出来ず俯いたままでいた。
それからというもの、やはり「社員夫人」として扱われるようになり、腫れ物扱いをされているようで働きづらくなった。
帰りも神崎さんに車で家まで送ってもらい、広すぎる自宅に帰宅する。
玲司さんは会食が多く、帰りも遅い為、わたしは一人で食事をすることがほとんどだった。
匡と二人で他愛もない話をしながら食べていた夕食が懐かしい。
今、匡は何をしてるだろう。
ちゃんとご飯食べてるかなぁ。
気付けば、わたしは匡のことばかり考えるようになっていた。



