「それではお次は借物競争ー!ヨーーーーイ、スターット!」
体育祭当日、借物競争競走の出番で私は“めがねを掛けている人”のお題。
内心ラッキーと思いながら、最近仲良くなったその人を思い浮かべながら、生徒席に走っていき、声を掛けた。
「殿さん!お題がめがねの人なの!一緒に来て!」
「おー!はやちゃん!走れば1番にゴールできそう!ゴールまで一緒に走ろう!」
と既に、生徒席まで走ったせいで息切れ寸前な私の手を引いてくれ、無事にゴールをした。
「あかね1番なの凄いじゃん!」
競技を終え、生徒席に戻ったららいに褒められた。
「ラッキーが重なって初めて体育祭の出場種目で1位になった。」
運動が苦手な私的には快挙。1番にゴール出来て、らいに褒められ素直に嬉しく思う。
「朱里、お疲れ様。走るの速すぎるね。」
「あぁ、うん。」
「朱里おつー!断トツ1位で流石ですねぇ〜!」
「あかね先輩もらいちゃんも大活躍だったね。」
体育祭中は中々朱里と話す機会が無かったが、昼休み、お昼ごはんは朱里とらいと摂り、午前中の競技の話をした。
