年下男子とクーデレな先輩




「生徒会室って生徒会のメンバー意外出入り禁止じゃない?」

朱里の言うとおり、生徒会室には私は入れないし。


「だから安心なんだよ。あかねが生徒会室で待てるように話は付けてるし。」


「あかね先輩、そうさせてもらったら?」
「いや、流石に迷惑掛け過ぎるから断りたい。」

「遠慮なら辞めてよ。あかねが迷惑に思ってて、この提案をうざいと思ってるなら、話は聞くけど?」


「らいはずるい。いつも、ずるい。」

私に拒否権も与えて、私に決めさせる。
でもらいは私の遠慮も恐怖心も全部汲んでくれていて、だかららいの思う様になる。


でもそれがらいの優しさって言う事も分かる。
だからここまでしてくれると甘えたくなってしまう。


「先輩が嫌なら、らいちゃんは無理にとは言わないよ。」

「だからだよ。いつも守られてばっかりで、らいに何も返せてない。」

自分の無力さに嫌気がこみ上げてきて、泣きそうになってしまう。


「いっっつもそれ。あかねはそんな事、気にしなくて良い。私は、自分の為にしてるの。あかねが襲われたら、大切な友達が辛い目にあったら、守りきれなかった自分に嫌気が差す。無力さにゲンナリしてしまう。もう2度とあんな思いしたくないの。」


あの事件で傷付いたのは自分だけじゃない。


「殺させてくれた方がよっぽど良かった。」
「らい!!」

殺意の込もったらいの言葉に珍しく声を上げてしまった。


「分かってるよ。殺しても救われないしあかねのトラウマは無くならない。」


自分のせいで大切な友達が犯罪者になるのは耐えられない。