年下男子とクーデレな先輩

2年前の高校1年生。

入学してから良く呼び出しがあったり、校内でジロジロ見られたり、移動教室の際に短時間後を付けられたり、昼休みに私の教室の前の廊下でご飯を食べている人がいたりした。

そんな事が続いていたが、私はあまり気にしていなかった。
呼び出しも、異性からの声掛けも、靴箱に入っている手紙もいつか無くなるだろうと無視をしていた。


「らい、鬱陶しかったら一緒にいなくてもいいから。」

昼休みたまに一緒にご飯を食べたり、移動教室も一緒に移動したり、放課後一緒に帰ったりして高校でできた初めての友達のらいにはそう伝えていた。“私の友達”として絡まれている姿も見ていたから。

けどらいは「あー私は全然平気かな〜」とあっけらかんとしていて、一緒にいるのを止めなかった。

しつこい男子生徒には、「迷惑だから止めな。」と注意をしてくれた事も何度もあった。


徐々に減ってはいったが完全に無くなることはなく、3ヶ月程続き、7月中頃。


放課後、らいは生徒会室で生徒会の仕事をしていて、私はバイトまでの時間、教室でテスト勉強をしていた。

「あーかーねーちゃんっ。おべんきょっ?俺等と遊ばなーい?」

と特進科の私の教室にズカズカと入ってきた男子生徒4人。
学校指定のスリッパの色から3年生だと判断した。

「こんな美人なのに、遊ばないなんてもったいないなぁー」
「それとも高校生には興味ないんですかぁ〜?」
芸能活動がどうとか、おじさんと寝てお金もらっているとか、彼氏がどうとか、はたまた女の子が好きなのかとか、噂の真意を確かめたいのか、ニヤニヤと大声で私に問いながら騒ぎ出した。