「同性だし、理解ある人だからね。『避妊だけしなね』って言ってただけかな。」
「ふはっ。面白い良い母ちゃん。うん、俺ちゃんと避妊できる子だからさっ!安心して〜!」
と朱里が笑っているからこちらも気が緩む。
説明が面倒なのと話が長くなりそうなので、母ちゃんということにしておこう。
「でっ!避妊したら何してもいいの…?先輩的にはどうなの?どこまでいいの?」
と先程まで目の前には数式が並んでいたのに今は視界全部が朱里に占領される。
顔近いっ。さっきまでゆるゆるだった朱里がいきなり色気出しながら顔を寄せてくるから、混乱する。
駄目だ…朱里の顔を見られない…。とギュッと目を瞑る。
「チュッ」
…唇に軽く触れるキスをされる。
「チュッ」「アムッチューアムハム」
1回では終わらず、キスをされ続ける…と言うより唇を食べられ続けている…。
軽いキスなら大丈夫…
大丈夫…
朱里の気持ちに応えたい気持ちとどうしたら良いか分からない気持ちが混雑している。
中庭でほっぺにされたキスとは違う…
私、大丈夫だよね…?
心臓がドキドキドキドキと煩い。
どんどん速くなっていく。
やまないキス…。
また…
大丈夫。大丈夫。朱里なら大丈夫。
朱里の気持ちに応えたい…応えたい…
