年下男子とクーデレな先輩




「ねぇせんぱーいここ教えてー」

「んー?あーこうして、こうしたら解きやすいよ。」

「先輩、天才。ありがと」

とニコニコ笑う朱里と勉学に励む。


…夏休みに入って早3週間、初めて勉強会をした日から朱里のバイトのない日はほとんどうちに入り浸り、勉強をしていた。


先日朱里は私よりも一足先に夏休みの宿題を終え、1学期の復習をし始めていた。


普通科で順位が低いようには到底見えない朱里の勉強っぷりに感心しながら、自分の宿題を進める。


「特進科の宿題量、異常だよねー。普通科の3倍くらいありそー」

開始から数時間して、あー集中切れたーと朱里が話し始めた。


「確かに。始めて普通科の宿題量見たけど、普通科より明らかに多いよね。」

特進科だから仕方ないと言えばそうなのだろうけど。


「始めてかー…そー言えば、るい君もらいちゃんもいつき君も特進科だもんね。」

「んーそうだねー。るい君さ、特進科の宿題量に1番文句言うのに、1番最初に全部終わらすんだよ。ずば抜けて賢いし、何かずるいよね。」

1年前の今頃に皆でらいの家で勉強会した時の事を思い出す。


「るい君言いそ〜!あ!ってか先輩って1人暮らしって訳じゃないよね?」
「うん、違うよ。」
「会えたら挨拶したいなって思ってたけど、中々先輩のご家族に会えないから、先輩1人暮らしなのかと思った。」
「あー、ちゃんと朱里が来て一緒に勉強してる事、話してるよ」
「そーなの!?反対とかされないの?」


一応、百合ちゃんの家だし許可をと思って話したら、

『えー!彼氏変わったの!?それで、連れ込むのーー!いいよ!いいよ!!どうぞ!避妊だけしなねー!ってかあかねの家でもあるのに、わざわざ私の許可取るあたりがあかねだわー律儀っていうかーっ!』

と言っていた。