【下着いたよ。】
メッセージが届いたのは、夏休みに入って数日、朱里と勉強会を約束した日の朝。
【1205号室チャイム鳴らしてくれたら、オートロック開ける】
送ってすぐに家の中にインターホンが鳴り、オートロックを解除する。
家中の掃除もしたし、勉強の準備完璧。
ピンポーン
家のインターホンが鳴り、ドアを開けると朱里がいた。
「いらっしゃい、どうぞ。」
「え」
「え?」
「入っていいの?」
「?」
「ふはっ。先輩、俺の事信用してくてるのは嬉しいんだけど、まさか先輩の家で勉強会するとは思わなかったから、手土産持ってこずだよ。」
「えーっと、うち誰も居ないから手土産は必要ないんだけど、、?」
うちで勉強会すると思わなかった…とは…?
「いや、図書館とかでするかなと思って迎えに来たら、まさかの迎え入れてくれて驚いてる。」
「!」
私勝手に勉強会と言えば家でと思っていた。
夏休みの図書館やファミレスは人多そうだし、あんな場所で集中できる訳ないし、勝手に家だと…。
「でも先輩の家で勉強できるなら凄い集中出来そうで、有り難いなー。お言葉に甘えてお邪魔しまーす。」
玄関から家の中に入っていく朱里。
図書館で勉強会しようと思っていた人とは思えない切り替えの早さ…。
