「それ、悲観的になるところじゃないやつだから、忘れ…」
「忘れられない。朱里は私の事を守ってくれて私には利益があるのに、私は朱里の役に立ててない。」
「ねぇ、先輩それって俺誘われてる?」
「え」
「そんな潤目で必死で、、、やりたいって訴えられてるようにしか見えないよ?俺に身体差し出そうとしてるの?」
小声で言われたからか妙に色気のある声で、脳内に響き、心臓がバクバクする。
朱里はニヤニヤしているかと思いきや真顔で少し怖いと思った。
「先輩、俺の事怖いと思ったでしょ。怖いと思ってる間は無理にしたりしないから。今は俺に守られてたら?」
もう頭がグチャグチャで朱里の言葉に頷くしか無かった。
「あ、そっか!先輩は、俺にお礼がしたいって言ってくれた訳だから!そしたらさ、お礼に勉強教えて!別に先輩の彼氏として賢くなりたい訳じゃなくて、俺の将来のためにね。どう?」
「うん。そういう事なら、いいよ。」
朱里がそれがいいと言うなら断る理由もない。
「はい、決まりー!そしたら夏休みに勉強会ね。って事でココは俺持ちね。」
頑固…
朱里と戦う気力を喪失してしまったのと、朱里に口で勝てる気がせず、諦め、朱里にお会計をしてもらった。
「ご馳走様でした。ありがとう。」
「楽しかったね。また明日ねー!」
家まで朱里に送ってもらい、自宅に帰った。
朱里といると負の感情が湧き出てきたり、ドキドキしたり、でも腹立たしく思ったり、泣きそうになったり、可愛いと思ったり、感情が揺さぶられる事が多い。
でも楽しい時間であっという間だったな。
デートに誘った時は、心がすり減ってる感じがしたけれど、デートしてみるとそのすり減り以上に心が満たされて温かい気持ちになるから誘った価値があると感じた。
またデート出来たらいいな。
