「今日はありがとう!朱里にも宜しくー!そしたらまた明日学校でねー!」
カフェを出て、さほど遠くない家までの道をらいと歩いた。
遠くないから1人で帰れると言う私に、遠くないからこそ送れるんだよと押し問答に負けた。
「送ってくれて、ありがとう。また明日ね。」
と送ってくれたらいに別れを告げて家に入った。
【この前、朱里に貰ったコーヒーチケットでらいとコーヒー飲んできた。凄く美味しかった!ご馳走様。】
とりあえずこれだけ送ろう。
…デートの誘いは後回しにしよう…。
…この文章考えるのに1時間くらい掛かった気がする…。
朱里と初めてメッセージのやりとりをした時以降、会う頻度が高く、内容のあるメッセージをする事は無く、
デートの誘いが頭をチラつくのもあり、ソワソワしてしまう。
いや、初めてやりとりした時は緊張こそしていなかったが、感情の起伏が激しかった…。
朱里は私の感情を右往左往させる天才かもしれない…。
いやきっと私だけじゃない。女の子を扱い慣れているんだろうなー…。
“相当女遊び酷い”“絶倫の雨宮”の単語が頭によぎるが朱里の返信でどこかにいった
【喜んでもらえてよかったー!帰りは?らいちゃんが送ってくれた?】
【うん、らいが送ってくれた。】
【なら良かったー!】
