「それより!ナ、ニ、コ、レ?」
と先程渡したコーヒーチケットをヒラヒラさせるらいちゃん
「んー?」
とぼけてみたが、バレたかー…?
「この間一緒に帰った時にあかね先輩、ここのカフェ気になっている様子だったからー」
「だったら、あかねと朱里で行けばいいでしょ?何で私にも?何か企んでるの?」
「別にー」
「怪しー、まぁあかねを傷つける事では無さそうだし何でもいいやー」
らいちゃんは人の表情にも敏感だから気づいてそうだが、問い詰められ無かった。
「ってか朱里、ほんっっとに誰かの心を移植してもらったのかと心配になるくらい変わったよね?」
私は嬉しいけどーとらいちゃんは続ける。
さっきの話題に逆戻り。
「そーだねー。」
らいちゃんの言う通り2ヶ月前から人が変わったのかと疑われる程、自分の人生が変わったことは自分でもよく分かる。
「徐々にね、あかね先輩と距離を縮められたらいいなって思ってる」
少しずつでいい…少しずつ…少しずつー…
「胡散臭い」
「ーっ」
嘘は言っていないが、疑われる。
「心の底からあかねに求められたい、あかねが自分なしでは生きられないようになればいいのにーとか思ってんでしょ」
「ーっ」
やっぱり、この人に隠し事は出来ないか。
察しが良すぎて同じ人間なのか疑ってしまう。
「図星か。今の段階で朱里のあかね好き度はどのくらいなの」
