逃げた私を彼は掴んで離さない



あの頃が一番の青春だったと胸を張って言える。



好きだったから、




好きすぎたから、





言えなかった、と言い訳をしてもあなたは許してくれますか?



「おはよー!」

「おはよぉー」


先に来ていたリサに手を振って、近づく


「ねね、コウの友達の男の子とはなこって知り合い?」


…うーん、なかったことにしよう!


「え、誰だろ。心当たりないけど」

「え-、そうなの?」

あ、とリサが思い出したように呟いた。