白い光は黒いあたしを照らしてくれた。

一瞬の事だった。

白は黒の中をすりぬけどこかへと消えて行く。


まるであたしなど眼中にないというように……。

残されたモノの虚しさは、晴天の空の彼方のように果てしない。