「次の授業、体育だから早めに行かないと!ごめん、栞ちゃん」
「ううん、全然大丈夫!体育頑張ってね」
「ありがとう」
萌絵ちゃんは私にピースサインをすると慌てて中庭から去っていった。
私もリンゴ食べ終えたらさっさと教室に戻ろう。
季節外れのポカポカ陽気で、このままのんびりしてると眠くなりそうだし。
手短にデザートタイムを済ませた私は渡り廊下を通って教室棟へと向かう。
次の授業は自習だけど、しっかりと気を緩めずに頑張ろう。
そう思いながら校舎の一番奥にある階段のところにやって来た時だった。
「灯くんっ、教室にいないから捜してたんだよ~」
嬉しそうに弾む女の子の声。
見上げると、階段の踊り場にキャラメル色をしたロングヘアの女の子と氷乃瀬くんが向かい合うように立っていて。
ビックリした私は反射的に壁に隠れた。
「ううん、全然大丈夫!体育頑張ってね」
「ありがとう」
萌絵ちゃんは私にピースサインをすると慌てて中庭から去っていった。
私もリンゴ食べ終えたらさっさと教室に戻ろう。
季節外れのポカポカ陽気で、このままのんびりしてると眠くなりそうだし。
手短にデザートタイムを済ませた私は渡り廊下を通って教室棟へと向かう。
次の授業は自習だけど、しっかりと気を緩めずに頑張ろう。
そう思いながら校舎の一番奥にある階段のところにやって来た時だった。
「灯くんっ、教室にいないから捜してたんだよ~」
嬉しそうに弾む女の子の声。
見上げると、階段の踊り場にキャラメル色をしたロングヘアの女の子と氷乃瀬くんが向かい合うように立っていて。
ビックリした私は反射的に壁に隠れた。


