『あたし、高校生活は恋愛に捧げるんだ~』 『勉強よりも恋愛がんばりたいよねっ!』 桜満開の入学式。 私は、そんな会話を楽しそうに繰り広げながら校門をくぐる女子生徒たちを冷めた目で追っていた。 学校は恋愛するためじゃなく、勉強するための場所。 知識や能力を高めて、自分の可能性を広げるためにも学びは必要不可欠。 恋愛にうつつを抜かしている場合じゃないでしょ。 同じ新入生とは思えない発言なんですけど。 当時、あれだけ呆れ果てていた私が恋をすることになるなんて。 正直、思ってもみなかった。