「あはは、そうだよね~」
「えっ、またぁ~?」
また始まった。たいして面白くもない会話が。
結希の彼氏の話だ。結局何がいいたいのか、さっばりわからない。
高2にもなると、そんな話も、自慢も、簡単にスルーできるようになるのだ。
原口結希(はらぐちゆづき)。中学校からの友達で、よくモテる。運動神経がよく、活発な子のため、部活はバスケ部だ。
ちょっと、ばかなところがいいんだろうか。勉強もできないのに、モテまくっている。
そして、毎日、私と雪乃は、その惚気話を聞かなくてはいけないのだ。
川崎雪乃(かわさきゆきの)は、結希と少し違い、少しおっとりしているような子だ、部活が文芸部なだけに色白肌にピンクの頬という、なんとも絵に描いたような美人だ。そして、雪乃は、私の理想の人間だった。
なのに。雪乃は、こんなにもいい子なのに。なぜ、結希は、ああなのだろうか。
正直、最近、私は結希のことが苦手だ。
他人ばかりを否定して、自分ばかりを肯定する。そんな自己中心的な人がなんでこうもモテるのだろう。皆に好かれるのだろう。さらに、文句は浮かぶ。
もっと、まわりの気持ちを考えてほしい。空気を読んでほしい。などなど、私の心の中は結希への不満や文句、嫉妬でいっぱいだった。
私の心の中は黒い。
真っ黒で、白い部分なんかどこにもない。
光もない。
あるのはただ闇だけ。
そんなドロドロの関係に、もう、うんざりしていた。
雪乃が間にいなければ、私たちの関係は、とっくに壊れていただろう。
結希との関係に悩み、勉強もろくにできず、美術部の活動にも力を注げず、かれこれ1ヶ月。
「みーく!ねぇ~、聞いてよぉ~」
名前が呼ばれる。そして、次の瞬間、後ろから腕が伸びてきて、私に絡み付いた。
うぇっ。
この手が誰のものかわかると、吐き気が止まらなかった。
結希だ。
また、彼氏の話だ。
もういいかげんやめてほしい。
こっちはすごい迷惑なのだ。
イチャイチャした話を永遠とエンドレスで続けられて、聞いているこっちは体がもたない。
「えっ、またぁ~?」
また始まった。たいして面白くもない会話が。
結希の彼氏の話だ。結局何がいいたいのか、さっばりわからない。
高2にもなると、そんな話も、自慢も、簡単にスルーできるようになるのだ。
原口結希(はらぐちゆづき)。中学校からの友達で、よくモテる。運動神経がよく、活発な子のため、部活はバスケ部だ。
ちょっと、ばかなところがいいんだろうか。勉強もできないのに、モテまくっている。
そして、毎日、私と雪乃は、その惚気話を聞かなくてはいけないのだ。
川崎雪乃(かわさきゆきの)は、結希と少し違い、少しおっとりしているような子だ、部活が文芸部なだけに色白肌にピンクの頬という、なんとも絵に描いたような美人だ。そして、雪乃は、私の理想の人間だった。
なのに。雪乃は、こんなにもいい子なのに。なぜ、結希は、ああなのだろうか。
正直、最近、私は結希のことが苦手だ。
他人ばかりを否定して、自分ばかりを肯定する。そんな自己中心的な人がなんでこうもモテるのだろう。皆に好かれるのだろう。さらに、文句は浮かぶ。
もっと、まわりの気持ちを考えてほしい。空気を読んでほしい。などなど、私の心の中は結希への不満や文句、嫉妬でいっぱいだった。
私の心の中は黒い。
真っ黒で、白い部分なんかどこにもない。
光もない。
あるのはただ闇だけ。
そんなドロドロの関係に、もう、うんざりしていた。
雪乃が間にいなければ、私たちの関係は、とっくに壊れていただろう。
結希との関係に悩み、勉強もろくにできず、美術部の活動にも力を注げず、かれこれ1ヶ月。
「みーく!ねぇ~、聞いてよぉ~」
名前が呼ばれる。そして、次の瞬間、後ろから腕が伸びてきて、私に絡み付いた。
うぇっ。
この手が誰のものかわかると、吐き気が止まらなかった。
結希だ。
また、彼氏の話だ。
もういいかげんやめてほしい。
こっちはすごい迷惑なのだ。
イチャイチャした話を永遠とエンドレスで続けられて、聞いているこっちは体がもたない。
