クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。



「あとは、その体操服! それじゃ普通だから却下!」


裾をキュッとまとめて結んで、丈がちょっと短い......。


「お腹チラッと見えるのがいいのっ♡」

「えぇ......なんか心もとないよ......」


こんなことになるなら、もうちょっとダイエットしておけばよかった。



「これくらい可愛くしてテンション上げなきゃ!」


さすが凛花ちゃん。

すごい気合いの入り方だ。



開会式が行われる体育館に向かう途中、ものすごい人だかりを発見。


あっ、深影くんと風神先輩だ。


「ほらー、みんな。深影はこの通り機嫌よくないから諦めるほうが賢明だよー」


「えー、いつもそればっかりじゃん!」


「少しは深影くんと話したいのに!」


相変わらず女の子に囲まれてモテモテだなぁ。