クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。



こ、この状況はいったいどうなってるの?

周りにいる女の子たちも、まったく同じことを思ってるはず。


「か、柑菜ちゃんこれどういうこと⁉︎」


すぐそばにいる凛花ちゃんは、もう大興奮。


「わ、わたしが聞きたいくらいだよ......!」


「じゃあ、その理由を俺が説明するからさ。今からついてきてくれる?」


綺堂先輩が、さらっとわたしの片手を取った。



その瞬間、廊下に女の子たちの悲鳴が響き渡ったのは言うまでもない。