クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。



「そんなの俺が許すと思う?」

「きゃ......ぅ」


身体は呆気なくベッドに沈められる。

真上に覆いかぶさる深影くんは、やっぱりいつもより熱っぽい。


「ね......柑菜」

「だ、だって......言ったら引かれそう......」


「引かないよ。言ってごらん」

「わ、わたし......他の子と違って、恋愛の経験なくて余裕もないし......。それに、スタイルだってそんなよくないし......っ」


「......どこが? 俺は柑菜に触れたい欲こんな抑えてんのに」


「でも、胸大きくない......し」

「そんな気にするほど?」


「ひゃ......なんで、さわる......の」

「魅力的すぎて俺の理性狂わせてんの......気づいてないんだ」


ぜんぶが甘い、熱い――瞳も吐息も。