手にしていた鞘を投げ捨てた王は、そのままその剣先を彼女に向け突き進む。突然のことに足がすくんで動けくなってしまったイザベラを、ギルベルトはさも愉快だと言わんばかりの微笑みをこぼしながら眺めていた。
このまま死ぬのだと、抗いきれない運命にイザベラの心が折れかけたその時────国王の剣を誰かが弾き返した。
フワリと広がる真っ白なローブの裾に、伏せていた顔を上げる。この視界に飛び込んできたのは、眩いばかりの銀髪だった。
「クラウス⋯⋯!」
その名を呼べば、彼は「遅くなってすまない」と彼女をその背に庇う。そして彼の後を追うよう現れたヴィクトールとライナーの姿に王は戸惑い、ギルベルトは眉間に深いシワを寄せていた。
突如として現れたクライドの姿にあっけにとられながらも、王は声を上げる────貴様らは何者かと。
まるで威嚇するような声量に、クラウスは嘲笑うよう微笑んだ。
このまま死ぬのだと、抗いきれない運命にイザベラの心が折れかけたその時────国王の剣を誰かが弾き返した。
フワリと広がる真っ白なローブの裾に、伏せていた顔を上げる。この視界に飛び込んできたのは、眩いばかりの銀髪だった。
「クラウス⋯⋯!」
その名を呼べば、彼は「遅くなってすまない」と彼女をその背に庇う。そして彼の後を追うよう現れたヴィクトールとライナーの姿に王は戸惑い、ギルベルトは眉間に深いシワを寄せていた。
突如として現れたクライドの姿にあっけにとられながらも、王は声を上げる────貴様らは何者かと。
まるで威嚇するような声量に、クラウスは嘲笑うよう微笑んだ。
