メガネを外したその先に

「続きは、後でな。」

「…ここでお預け?」


焦らされて不貞腐れる私を一瞥して、龍弥が私の手を取り歩き出す。


「少し我慢しろ、ここで意識飛ばされても困るし」

「そ、そういうの、今求めてたわけじゃないもん」


龍弥の言葉に真っ赤になる私を見て、龍弥がフッと笑みを溢した。


いつの間にか恋人繋ぎにされた手。

龍弥の親指が私の手の平を撫でる感覚に、先日のキスを思い出して身体が疼く。