メガネを外したその先に

「先生のこと…」

「うん」


先程までの出来事を伝えようとしたけれど、自分のことを悪く言われていると知って良い気持ちになる人なんかいないと思ったら口籠ってしまう。


「私、自分の気持ちばっかりで、先生の気持ちちゃんと考えられてなかった。先生と出掛けられるのもデートだって舞い上がって…でも、先生と元教え子が一緒にいるのって、私が勝手にアプローチしてるだけでも周りにはそう思ってもらえないこともあるわけで…」


自分の気持ちを言葉にしようとしたら回りくどくなってしまって、自分でも何を言いたいのかわからなくなってしまった。


「だから、その…」