普通に仰っているだけなのに…


妙に威厳のような圧を感じるのは気のせいかしら?


2人きりになると同時に家斉様は話し始めた。


「わしは将軍だ。」


「はい」


何を当たり前のことを言っているのだろう。


「そして側室も多い」


「はい」


そんなこと知っている。


知った上で、

覚悟を決めてここに来たのだから。