「江…!

元気でね、
また秀吉様と一緒に江戸まで会いに行くわ」


「姉上…」


「お母様ぁ…(泣)

行かないでください。

定子のおそばにいてくださいよぉ…」


「定子…

大丈夫よ、
また会えるわ。

それまで姉上のことを母だと思い
笑顔で過ごすのよ?

姉上も、定子のことをよろしくお願いします。」


「任せて、」


こうして私は23歳にして初めて江戸へ下った。