「一度医者に見てもらうといい。 そなたはまだ死なぬ、はずだ…」 「家綱殿。 現実から背を向けるのはおやめください。 私は医者なんぞ近づけたくありません。 どうせ死ぬのになぜ下級のものを招き入れなければならないのですか? …さては家綱殿、 私と離れるのがお寂しいのですかw?」 「あぁ… 私の妻は御台だけだ。 御台と離れることになって 寂しくないわけがなかろう」