あいつらが当時、18才とかだったら、既に引退しているだろうし、そもそも2年も経てば、単車のカラーだって変わっててもおかしくない。
「こちら3円のお返しになります」
「釣りはとっといてくれ、親友」
「じゃあ遠慮なく。RZ窃盗犯」
「‥‥スミマセンでした、大樹さん」
「アハハッ、許さねえ」
まあ、どのみち辻霧は潰される訳だし、向こうだって顔も覚えていないだろうから関係ないが。
「じゃあなー」
「おう」
謝罪出来ないモヤモヤと、些細なキッカケで思い出す嫌な事。
いっそ別の町に働きに出れば、少なくとも、もう誰にも迷惑かける様な事はなくなる。
「阿部さん、寮に入れる仕事って、16才でもありますか?」
「ダメじゃね?18才からだろ」
「ですよね‥‥」



