その日はバイトが休みだった為、牧村さんの家に遊びに行った。
「ハハハハッ、大樹様って。
大樹くんへ。とかの方が笑えたけどな」
「ポストに入れる姿を想像すると、笑っちゃいますよね」
「だな」
テーブルの上には、連盟のステッカーが置いてあり、俺はそれを手に取った。
「そういえば、どうなったんですか、辻霧」
「交渉決裂。
単独チームとして、北に残してくれだと」
「残すんですか?」
「いや、消すよ」
「コワッ」
半分以下の人数だったとはいえ、海で見た北帝連の人達の統率力と恐ろしさを考えれば、辻霧もあっさり消されるのだろうなあと、少し気の毒にも思えた。
「いつやるんすか?」
「七夕」
「ああ、七夕暴走ですか。
捕まるリスク高くないすか?」
「港には警察入ってこねえから問題ねえよ」
「へえ、そうなんすか」



