膝を付く俺の隣に、牧村さんがスッと立ち、振り返って仲間に声をかけた。
「おい、誰かこいつを病院に」
すると数人が走って来て、みんなで忍をソッと持ち上げると、病院へ連れて行く為、車の方へと運んで行った。
「‥‥さてと」
『!!』
忍が運ばれていくのを見送った牧村さんが振り返ると、取り囲まれる都築さん達は震えながら牧村さんを凝視した。
「ちょっとやり過ぎたな、お前ら」
「ま‥牧村くん、待ってくれ。
忍は上の人間に手を上げたんだぞ!?ケジメとして、これくらいは当然‥」
「くだらねえ言い訳で、時間取らせんのか?」
「え‥いや」
「お前は大樹を騙して金を取った。
忍はそれを阻止しようとして、話の通じねえお前に最後の手段として仕方なく手を出した。
この話に間違いはねえんだろ?」
「いや‥まあ‥‥」
「多数決でも取るか?
お前と忍、どっちが筋の通った人間か」
「‥‥‥」



