予想とは違う要件だった事にホッとし、単車を預かるくらいなら別にいいかと思い、俺は承諾して家に単車を持ち帰った。
「‥乗りやすいな。
まあ、俺は絶対ケッチ買うけど」
車庫にある邪魔な自転車をどけ、俺は預かった単車を傷つけない様、慎重に停めると、ハンドルロックまでしっかりと鍵を回し家へ入った。
「なんか今日、ホッシー暗かったな。
悪光浪士に入って、先輩らにコキ使われてんのかな」
バカな奴らとはいえ、友達があんなクズみたいな先輩らと、これからずっと一緒に行動していくのかと思うと少し同情した。
「次の給料で20万か。
夏には買えそうだな、憧れのケッチ」
バイク雑誌を眺めながら、俺は妄想にふけった。
「マミさん後ろに乗せて海とか行きたいな~」



