それから数日後の事だった。
この日もバイトを終えて帰宅しようとすると、従業員用の出口の前でホッシーが待っていた。
「あれ、ホッシー」
「よ‥よう、大樹。
都築さんがお前に話あるっていうから、迎えに来た」
「‥‥‥‥」
どうせまた、悪光浪士に入れとか言ってくるのだろうと思い、ため息を吐いて原付の後ろに乗ると、ホッシーは先輩の家に向かい、
到着すると、都築さんとマッチャンが外で俺達の事を待っていた。
「おう、大樹」
「どうも」
ぺこっと頭を下げて原付から降りると、都築さんは俺に単車の鍵を差し出してきた。
「ワリーんだけどよ、しばらくRZ預かってくれねえか?」
「え?」
目の前にある白い単車は、都築さんが流しで出している単車だった。
「この前の流しでよ、おまわりに写真バシバシ撮られちまったから、ここに置いといたら押収されるかも知れねえんだ」
「‥あ、そうなんすか」
「ほとぼりが冷めるまででいいからよ、しばらくお前の家に置いておいてくれ」
「はあ、わかりました‥‥」



