避けている事は知っている。
なら、それ以上の説明は不要。
「それ、忍の口から聞いたのか?」
「え、いえ。都築さんが忍らは強制って」
「ふうん。
なら、仮に忍が悪光浪士に入らなかったとして、お前はウチと向こう、どっちに入りたいん?」
「そりゃあ、牧村さんが居る北帝連すよ」
「じゃあ、どっちにしてもウチに入る以外ねえじゃん、忍が悪光浪士に入ろうが入るまいが」
「‥あれ、たしかに。そうなりますね」
どのみち都築さん達の下に付く気は無かったし、ホッシー達が向こうに入った以上、俺に残された選択肢は北帝連に入るか入らないか。この二択だけだった。
「ウチに入りてぇならいつでも入れてやるから、別に焦って決断しなくていいんじゃねえか?
ダチと離れて暇になんなら俺が遊んでやるし」
「ホントすか!?」
「ああ。俺も似たようなもんだしな。
お前の気持ちはよ~く分かるよ」
おそらく都築さん達の事を言ってるのだろうが、何でもお見通しな牧村さんはそう言ってクスッと笑った。
「俺の悪口言ってるだろ、あいつら」
「アハハ、言ってます」



