北帝連―Taiju×shinobu編





マミさん達が座るテーブル席の隣に座ると、そこにはともしびの初代のメンバーが二人、向かい合う席にマミさんとチカさんが座っていた。






「そいつ誰ー?」






先ほど大きな声を出していた初代の女の一人が俺を見ながら言った。






「北中の後輩っすよ、二個下の」


「へえー、ピザ食っていい?」


「どうぞ」


「マミ達も頼めよ、こいつ金持ってるから」


「ごちそうになりますっ、牧村!」


「‥‥どうぞ」


(礼儀正しいマミさん可愛い)






声のデカい先輩やマミさん達がメニュー表を眺め、牧村さんが俺達のコーヒーを店員に注文し終えると同時に、奥に座っている方の初代の先輩が俺に声をかけてきた。







「牧村の二個下って事は、忍の友達?」


「あ、はい‥一応」







一応ってなんだろう。

ハッキリ友達って言い切れない仲なら、友達じゃなく知り合いですと答えた方が、自分の中でモヤモヤしなかったのかも知れない。


牧村さんは今、チラリとこちらを見てどう思ったんだろう。







「知ってるんですか、忍の事」


「うん、前にナンパされた」


「ハハッ‥マジすか‥」







俺が忍の話を嫌がる事を牧村さんは知っている。






「大樹、食い物も頼めよ」


「あ、はい」