北帝連―Taiju×shinobu編





日常から野球が抜け、ポッカリ空いた空白を埋めるには、不良ごっこは丁度良かった。






「大樹って何でタバコ吸わねえの?」


「え」


「喘息持ちとか?」


「いや、別に。特に理由は無いけど」


「んじゃ吸う?」


「吸わん」







この時は理由なんて考えなかったけど、俺は不良になってからもタバコを吸おうと思った事は一度もなかった。








「いつも煙たくねえの?」


「ケムい」







考えない様にしていたんだと思う。






「そういやいつ届けんの?ドカン」


「いや、取りに来る」「‥‥‥」


「ふうん」