するとマミさんは、手に持っていたアイスをスプーンですくい、俺の口元へと運んだ。
「え!?」
「青年になった記念です、どうぞ」
「よく分からないけど、いただきます!!」
マミさんのスプーンにパクっと食いつき、俺は幸せを噛みしめた。
「大樹青年」
「はい?」
「私この度、暴走族を引退しました」
「はい、知ってます」
「‥‥‥。」
「‥‥‥?」
無言でジーッと見つめられ、首を傾げていると、忍がドカッと尻に蹴りを入れてきた。
「‥お前、バカなの?」
「え、何が?」
忍がハァーッとため息を付くと、チカさんが突然、声を上げた。
「アーーッ!!」
「ウワッ、ビックリした‥‥
どうしたんすか、チカさん」
「ああ~‥‥あ~あぁ‥‥」
チカさんは忍と顔を見合わせ、二人で苦笑いを浮かべた。
「アハハ‥どうしたんすかね、二人とも」
「知りません。大樹少年」
「あれ、戻った」



