忍の手には、もう一着の特攻服が持たれていた。
「ほい。お前のユニフォーム」
「‥‥‥」
忍はそう言って、俺に特攻服を差し出してきた。
「今夜9時に、ヤスオとヒロトを廃棄処理場に呼び出してある」
「ヤスオと‥ヒロト‥‥」
「あいつらにリベンジした後、それでもお前ら友達に戻れねえってんなら、俺はもう知らねえ。
絶交でもしろ」
「‥‥‥」
忍は他人事の様にプッと吹き出し、俺は差し出された特攻服にゆっくりと手を伸ばした。
「お前らは俺の単車に乗れ。
とりあえずメンバーを集めてる場所に移動するから、大樹はそこで着替えろ」
「‥‥はい、わかりました」
こうして俺は、訳の分からないまま忍とKHに乗って北帝連の集合場所へ向かう事となった。
「お前運転しろよ。500とか怖いわ」
「あ、うん。じゃあとっぷく持ってて」
「あいよ」



