そして、牧村さんの家に到着すると、そこには北帝連の単車が数台停まっていて、玄関前で牧村さんが仲間5人と話しをしていた。
「おう、来たな」
「今晩はっす」
北帝連の特攻服は黒。
しかし、代々頭だけは白いロングの特攻服を羽織る。
牧村さん達は皆、すでに特攻服を着ていた。
「何かあったんですか?」
「お前、あの後、忍に礼は言ったんか?」
「‥‥いえ」
「大樹、俺は筋道立てねえ男は嫌いだぜ」
「はい‥わかってます」
うつむく俺を見て牧村さんはクスッと笑い、特攻服のポケットに両手を入れたまま車に近寄り、ボンネットに軽く腰掛けた。
「今夜、この街と一緒に変われよ、お前」
「え‥」
「弱さを受け入れた上で、開き直っちまえよ。
お前の悪い所は、相手を気遣いすぎて逆に相手に負担をかけちまう所だ」
「‥‥‥‥」
「それが相手にとって余計に傷つく行動だって、そろそろ気付けよ」
「‥‥‥‥」



